家具を選ぶときの賢明な方法としては、価格を中心に、自分たちが合わせるということです。家具というと、それこそピンからキリまであります、ショールームなどに出向くと、目移りがするくらいいろいろとあり、素敵だなとか、雰囲気があるとか、いつまでも座っていたいなどというようなものもあり、見ているだけで心が豊かになることもあります。しかし、そういう家具は、値札を見ると手が出ないものがほとんどなので、見学だけでおしまいになってしまうことが多いでしょう。逆に、アウトレットとか、特別バーゲンに出かけると、この家具がこの値段でいいのと言いたくなるような安価な値付けで売っていることにもぶつかります。
思わずラッキーと叫びたくなるような場面です。価格を中心にしていますが、物事の理屈は共通するもので、およその傾向としては、いい値段のものにはいい品物が多いのです。安い値段のものはそれなりもものが多いのです。ときたま、本当の目玉商品などもありますが、ときたまであって、めったにはありません。
これらは、材料の貴重さや、質、作製の方法、組み立て技術、重さと丈夫さ、傷のつきにくさ、色合いなどなど、様々なことが反映されています。だから、ご予算と価格で相談するのが一番賢明なのです。コストパフォーマンスを最大にしたいと頑張ったところで、骨董品の目利きがうまくいかないのと同じように、その道を極めたプロでなければ見抜けないのです。ということからすると、信頼できるお店で、自分の予算や実力に応じた選び方をするという、基本姿勢が賢明だということなのです。